11月23日「理事長からのメッセージ」パート1

 今日は、勤労感謝の日。お勤めなされている方に対して感謝する日です。多くの大学では年間の授業日数を確保するため今日授業を行っているところは多いはずです。私の現役時代も教授会で勤労感謝の日に授業を行うなんてケシカランと発言した年寄りの教授がいました。私は今その教授よりもはるかに年上となっています。世の中には勤労感謝の日といっても一生懸命働いている人は沢山いらっしゃいます。大学の先生頑張ってください。

 さて私は、今日も協会の事務所に来ています。ティーボールの仕事は全てボランティアです。約30年間この考え方は変わりありません。今年1月に死去された副理事長の丸山先生に良く怒られました。「先生、ティーボール協会から給料もらってくださいよ。そうでないと我々は仕事できません。次の代の人が育ちません。」と。正論だと思いながら、「私が給料をもらっていいのだろうか、楽しくやらしていただいているのに。」と今なお考えています。後者のほうは確かに私がいくらかの給料をもらっていないと次の世代の方に引き渡すのが難しいなと考えたりもします。

 私は、南カリフォルニア大学野球部監督のデドーさんが好きでした。彼は確か野球部の指導手当として年間10ドルで引き受けていたと私がアメリカにいたとき聞いたことがあります。これが私の頭から離れません。したがって私は40数年間早稲田大学のソフトボール部の監督だったり、総監督だったりしましたが、手当は全くといっていいほど貰わないことにしていました。もらった時は何かに寄付していました。デドーさんの影響を受けていたからです。もうこのような考え方は、今後の日本のティーボールを普及発展させるためには、辞めにした方がいいかもしれませんね。いやいやまだまだこの頑固さを引きずっていこうかとも考えています。

 以上が今日、勤労感謝の日に思うことです。