11月25日「理事長からのメッセージ」
今日の朝日新聞に、ディーン元気さんの記事が出ていました。彼はご存知のように男子やり投げの五輪選手です。新聞によると、「陸上男子100メートルで世界と勝負する最低条件が9秒台だとすると、男子やり投げでは80メートルがそれにあたる。ディーン元気は(28)は20歳で初めて80メートルを投げ、その年に五輪の決勝の舞台に立った有望株だった。その後2013年を最後に7年も80メートル台から遠ざかった。ところが、今年に入って突如世界と戦える位置に戻ってきた。」とあります。さらに、「今年の8月セイコーゴールデングランプリで84メートル05を記録。逆転優勝を決めたとき、ユニフォームを引きちぎり絶叫した。」と。彼はよほど嬉しかったのでしょう。手に取るようにその気持ち分かります。本当に苦労したのでしょうね。「これが一度だけではなかった。10月あった日本選手権でも80メートル07を記録し、2位に入った。ロンドンオリンピックの決勝で右わき腹を痛めたのが、怪我との付き合いのはじめだった。」とあります。
ディーン元気さん、よくぞカムバックしてくれました。私はとても嬉しいです。実は、彼は、大学4年生の時、すなわち、オリンピックの後、私のソフトボールの授業を履修してくれました。その授業の中で、ティーバッティング、ティーボールも彼は体験しました。日本ティーボールセミナーも受講したと思います。これはひょっとしたら欠席だったかもしれません。いずれにせよ、彼はとてもフレンドリーで私に随分話しかけてきました。その時は私が、NAFAファーストピッチソフトボール協会の殿堂入りした年であり、その前の年は、あのソフトボール選手であった大嶋匠さんを日本ハムファイターズに入れたところだったので、それらについていろいろ質問してきました。とにかく明るい学生でした。それに、何よりソフトボールが上手いのです。飛距離は大島匠さんほどではなかったですが、ソフトボールで約85メートル飛ばしました。履修者の中では彼が一番遠くまで打っていました。今よく考えると、彼が投げるやり投げと同じぐらいの距離ですね。彼は自分で中学まで野球部の選手だったといっていました。スイングはキレイではないのですがとにかく馬力がありました。一緒に履修していた競走部の学生もとても驚いていました。勿論、他の履修生も同じです。
彼は7年間とても苦しい時を過ごしたようですね。これからは、ソフトボールで打ったあの85メートルの飛距離を思い出し、その放物線でやりを投げてくださいよ。そうすれば、笑顔で、五輪に出場してメダルにリーチです。期待が膨らみます。めちゃくちゃ応援しましょう。
今日は、有名なオリンピック選手で日本式ティーボールを経験した彼を少しばかり紹介しました。
今日の夜は、同じく、日本式ティーボールをよく知る和田毅さんの登板です。どのようなピッチングをするのか、とても楽しみです。でも、日本シリーズが今日で終わるのはとても寂しいです。「読売巨人軍、がんばれー。明日も日本シリーズ見たいぞー。」きっと、ディーン元気さんも同じ思いだと思います。
今日は、日本式ティーボールをよく知るディーン元気さんのお話でした。