12月13日「理事長からのメッセージ」
今日のスポーツ面のトップニュースは渋野日向子さん。全米女子オープンで2日目トップに躍進。2位に3打差、これ凄いですね。今年の渋野さんの日本での成績はいまいちパットしませんでした。それがこの成績です。本人曰く、初日が100パーセント、今日は120パーセントの出来だそうです。
昨日の、スポーツ面に西武ライオンズの主将源田壮亮さんの記事。華麗守備「源田たまらん」とあります。源田は大分商業から愛知学院大学、そしてトヨタ自動車、ドラフト3位で西武に入団。プロに入ってからは新人王、ゴールデングラブ賞、ベストナインなど受賞しました。私の記憶では、確かトヨタの時は9番バッターではなかったかなー。記憶違いだとごめんなさい。
さてこの二人に共通するものは何かわかりますか。それはゴルフ、野球の前は「ソフトボール」の選手だったのです。その前の幼児・小学低学年は、ティーボールかな。それは知りません。今までの多くの新聞報道によると、渋野選手は学校時代エースピッチャーで万能選手、あの上野さんに憧れたとか。一方、源田選手は、捕ったらすぐ投げる習慣をソフトボールで身に着けたとか。いいですね。「投げる、捕る、走る、打つ」という運動の基本能力をソフトボールで身に着けられたのですね。
以前の女子プロゴルフの選手には多くのソフトボール経験者がいました。その一番はなんといってもあの岡本綾子さんです。それ以外でも、小林さん、西田さん、私みたいにゴルフをよく知らないものもすらすらと名前が出てきます。
50年、40年、30年前のプロ野球の名選手といえば、「ソフトボールから野球」というのは、それが当たり前のようにいました。当時はリトルリーグもボーイズもヤングもリトルシニアも全くなかったからです。小学校でソフトボールが体育の必修でしたので、全国のすべての小学校児童がまず野球のスタートゲームとしてソフトボールをしたのです。そこで、さらに危険度の高い競技として軟式野球を中学で、その後より高い技術を求めて高校野球で硬式野球をプレーするのでした。
現在は随分変わりました。小学校でのソフトボールはティーボールとともに必修ですが、そのボールが硬すぎて危険、バットがアルミで危険、これでは小学校の児童はソフトボールをプレーしなくなります。そこで考えたのが、このティーボールです。ボールが柔らかく、バットもそこそこ柔らかく、そのため打球の飛距離は限られます。狭い場所で大勢の人が、間延びしなく、楽しくプレーできるのです。小学校の児童に最適のスポーツとなっているのです。
小学校の先生方がこのティーボールの特徴を正しく理解していただくと、教え子から第二の渋野選手、源田選手が誕生するのです。皆さん、そのように思われませんか?
それにしても、「第10回全国小学生(3・4年生)ティーボール選手権大会」に出場した東村山出身楽天ゴールデンイーグルスのオコエ瑠偉選手どうしているかなあ。来年こそは、一軍定着で活躍してほしいですね。ソフトボールからプロゴルファーにプロ野球選手に、これもいいですが、近い将来「ティーボールからプロゴルファーに、オコエ選手のようにプロ野球選手に。」これが私の願いの一つでもあります。
今日は、渋野さん、源田さんの記事を読んでの感想でした。渋野さんあと二日ガンバレー。