12月16日「理事長からのメッセージ」

 名古屋は雪だそうですね。そこへ、京都からとてもホットなニュースが入ってきました。

 今日の京都新聞の5面(政治・行政)によると、京都スポーツの殿堂に「小西美加さん」が入られたというもの。小西さんは今年の1月18日、「第27回日本ティーボールセミナー」において、講師をお勤めいただいた方。そのタイトルは、「幼稚園・保育所・こども園でのティーボール指導」でした。内容は、京都の広野幼稚園(日本で初めて人工芝のティーボール球場を作った幼稚園)でティーボールを指導して感じることは6つ。1,挨拶の大切さ、2,目線の使い分け、3,みんなで一緒に、4,真似をしやすい動作、5,お手本を見せて実践へ、最後に、安全第一です。これらを過去の指導を整理してとても説得力のあるお話をしていただきました。勉強になりました。
 このセミナーの2週間後に、ブラジル、パラグアイ等に野球の指導に行かれました。その折り、私も少しばかり協力させていただきました。
 ご存じのように私は、ブラジルの野球・ソフトボール連盟からお願いされ約12年間ソフトボールのナショナルチームを指導しました。小学校の授業にもこの日本式ティーボールを正課体育に導入しました。彼女はその流れで、現地の学校でティーボール指導したようです。今でも、ブラジル野球・ソフトボール連盟の会長はジョウジ・大塚、副会長はオリビオ・沢里さんなのかな。沢里さんの息子のデニスは元気かなあ。リオのオリンピックの2,3年前にそのデニスとナショナルチームのエース二人(シンチャとニウゼ)を早稲田大学の所沢キャンパスに3週間招待してピッチング指導をさせてもらったことがあります。その時は、私がブラジルに指導に行けなかったので、3人を日本に招待したのです。ついこの間のように思い出されます。エースの一人ニウゼは、その後日本に来て戸田中央総合病院などでプレーしました。懐かしいですね。また、脱線してスミマセン。

 小西さんの話に戻しましょう。彼女は、なんと私の出身小学校の隣の仁和小学校、そうです。仁和寺の仁和です。中学校は北野小学校、そうです。北野天満宮のその北野です。私の小学校は正親小学校、正親町天皇から頂いた由緒ある名前、今、「麒麟が来る」坂東玉三郎が演じているあの天皇の名前。中学校は二条中学校、もちろん二条城の隣にあります。水上勉の「五番町夕霧楼」は仁和小学校の学校区域です。なんかこのように書いていると我が娘が殿堂入りしたみたいめちゃくちゃ嬉しくなります。
 選考委員会の先生方、よくぞあのマイナーな女子野球界から選出してくださいました。小西さんがそれだけ素晴らしいのですね。同じ京都出身の人間としてとても嬉しいですよ。心から、御礼申し上げます。

 小西さんは、来年4月から京都文教大学女子硬式野球部の総監督に就任予定。その合間をぬって、近くにある広野幼稚園にティーボール指導に来てくれています。現在、広野幼稚園でティーボールスクールに在籍している幼児が16人だそうです。この殿堂入りで希望者が増加することは間違いないでしょう。人数が増えても今までどおり密度の濃い見事な指導を続けてください。お願いします。DVDで保存したいのです。

 さて、この後、彼女にお祝いの電話をしましょう。どんな反応を示すかなあ。楽しみです。