1月28日「【アメリカのティーボールの豆知識】 アメリカのルール 選手、バット、ボール 日本には不向きと判断」
日本のティーボールは、「いつでも、どこでも、誰でも、安全にプレー」ができる生涯スポーツです。アメリカのティーボールは、違います。野球とソフトボールの「スターターゲーム」に特化しています。
アメリカでティーボールは、4歳から8歳までの幼児と児童を対象に計画されたものです。
リトルリーグ(9歳から12歳)やマイナーリーグ(8歳から12歳)に入らない、あるいは入れない4歳から8歳までの子どもたちのみです。8歳以下でもリトルリーグやマイナーリーグに所属してしまったならば、もうその人はティーボールができません。ましてや、中学生、高校生、大学生、大人たちがティーボールをプレーするという発想はアメリカには全くありません。彼ら彼女たちは、野球かソフトボールをすればいい、と考えるのです。
また、アメリカのティーボール選手は、「8月1日以前に9歳の年齢に達しておらず、また、8月1日以前に4歳に達している幼児や児童は、ティーボールの試合に参加することができる。」というルールもあります。
次に、アメリカのバットですが、これは、9割がた金属製バットです。後の1割は木製です。非常に固くて危険です。
そして、ボールはというと、ボールの周囲は9インチで硬式のボールを少しだけ、柔らかくした非常に固いものです。ボールは一種類だけです。
このように、バットとボールが決まると、次は服装です。全員野球と同じようなユニフォーム着用です。そして、頭にはヘルメットを被ることは義務づけられています。勿論、カップ(男性の捕手はプラスチックか金属、あるいは人口繊維で作られた保護用)も身につけなければなりません。
このバットとボールを使用すると、塁間はどうしても60フィート(18,29m)必要となってくるのです。如何にボールが固くボールが飛び、バットが金属製で飛ばすバットが使用されているかが分かります。くどいようですが、選手は、4,5,6,7、8歳の子どもたちです。危険度の高いティーボールがアメリカには存在するのです。
そうそう、面白いルールがアメリカにはあります。
「捕手は、マスク、ヘルメット、レガース、ネックカラー付きの胸プロテクターを必ず着用しなければならない。」というルールです。私から言わせると、投手・ピッチャーもいないのに、なぜボールを捕る人(捕手・キャッチャー)がいなければならないのか、その人がなぜ上記の身を守るガードウエアーを沢山着るのか、疑問に思うところです。
以上のことから、アメリカのティーボールのルール、バットとボールという用具を採用すると日本では、練習や試合を許可してもらえるグラウンドが限られる。このことからも、このアメリカ式ティーボールでは、「日本には不向き」「普及しない」「参考にならない」と判断したのです。
そうです。だから日本には、「日本式ティーボール」が必要と考え、「日本ティーボール協会」を皆さんとともに立ち上げて、今日を迎えているのです。