2月1日「ルール解説10(4-1 攻撃と守備)」

a.試合は、次の2通りとしました。

 1つは、①の所謂 全員打撃制。2つは、②のスリーアウト交代制です。

 ①の全員打撃制は、世界共通です。アメリカもオーストラリアも日本も中国も韓国も皆同じルールを採用しています。それは、「子供」を対象にこのティーボールを楽しくプレーしてもらうためには、このルールが最適と考える国が多いからです。

 ②のスリーアウト交代制は、野球やソフトボールと同じルールです。このルールを採用しているのは日本式ティーボールでプレーしている国だけです。アメリカでは採用されていません。では、なぜ日本協会では、このルールを採用したかと言うと、これは、日本式ティーボールでは、いつでも、どこでも、「誰にでも」、即ち、60歳、70歳、80歳、90歳(高齢者)の方々にも楽しんでプレーしてもらいたいと考えたからです。この方々は、もうすでに野球やソフトボールのプレー経験があります。知識も豊富です。でも、野球をやるにはこの年齢だとボールが硬すぎる、危険で、時間もかかる。この方々は、ベースボール型というと、スリーアウト交代制にこだわるだろうと考え、日本協会ではこのスリーアウト交代制を採り入れたのです。中国、韓国、台湾は日本式ティーボールの影響を受けています。これらの国々は①の全員打撃制に加え、スリーアウト交代制も採用しています。

 「子供」だけでなく「誰にでも出来るティーボール」であるならば、スリーアウト交代制は残すべきと考えました。