2月1日「ルール解説11 4-2 正式試合」

 全員打撃制は、2回から3回としました。ルールを制定するとき、3回か4回、2回と3回どちらにするかとても考えました。3回が最もふさわしいという考えは変わりません。

 それは、学校体育の場合を考えると、体育の授業は、45分か50分です。用具を体育室から出して、ラインを引いて、ウオーミングアップの運動か体操を行って、二人一組のキャッチボール、そして「試合」、授業の終わりにクーリングダウンの整理運動か整理体操をして、用具を片付ける。となるとメインとなる試合を行える時間は20分から30分です。この全員打撃制を採用すると1回10分かかります。2回で20分、3回で30分、4回は難しい。

 次に考えたのは、ソフトボールの7回の試合では、通常一人の打者は、一試合だいたい3回打席に入れます。これらを考えると、このベースボール型の授業で、かつ全員打撃制では、3回が妥当、これは譲れません。2回か4回か。それは、ティーボールの「試合の単元」では、「練習の単元」に比べると、運動量を確保するのはかなり難しい、2回であれば、試合以外の時間帯を工夫したプログラムを用意すれば児童全員の運動量は確保される。その上、試合時間にゆとりができるのでベースボール型で必要な「「間」を学べる。「考える」試合もできる。以上の考えから、2回としました。