2月4日「ルール解説18 (6-5 ストライク 6-5 ②と④)」
6-5 ②打者が、バッティングティーのみを打ったとき。
これは、「空振り」です。バッティングティーは無いものと判断してください。分かりやすく言うと、バッティングティーは、空気と思ってください。試合で、バッティングティーだけを打ってもボールが内野手の前に転がっていく時があります。これを、「フェアー」とジャッジしてインプレーにしているケースをたまに見ます。これは間違いです。球審の位置にいる指導者は、打者がボールだけを打ったか、ボールとバッティングティーの両方を打ったか、それともバッティングティーだけを打ったか、「正確に見る」ことが大切です。
6-5 ④打者が、バントやプッシュバントを試みたと球審が判断したとき。
世界のスローピッチソフトボールでは、バントは禁止です。行うと即「打者アウト」になります。
私は、このケース「一発アウト」はよくないと判断しました。球審の位置にいる指導者(ティーボールティーチャー)が、打者に「ティーボールでは打者はしっかりスウィングするのですよ」と指導するべきと考えたのです。児童は、ティーボールの知識、野球やソフトボールの知識をどの程度理解しているか分かりません。そこで、打者が、バントすれば一塁でセーフになる確率が高いと判断して、それを試みる。いいではないですか。「ナイストライ」です。これをルールだからと言って即アウトにしたら、その児童は、どうでしょう。もう二度とティーボールなんかしたく無いと考えても不思議ではありません。体育は、教育の一環で行われます。教育には、「挽回」、体育だけでなくスポーツでもこの「挽回」を教えることはとても大切です。説明と指導をして、もう一度しっかり打たせるのです。もう一度打者にチャンスを与えることによって、その児童が次にいい打撃でもすれば、その子は疑いなくティーボール大好き人間になります。こんな、ご指導をお願いしますね。