11月8日 スポーツ・フォー・トゥモローの勉強会、交流会に頼住事務局長と行って参りました。良かったです。

 10月30日(月)15:00~19:00、ベルサール西新宿にて開催されましたスポーツ・フォー・トゥモロー(SFTC)の交流会と懇親会に、頼住事務局長と共に出席して参りました。参加対象は、SFTC正会員と準会員で、内容は、1.会員による活動内容、2.グループディスカッション、3.会員ブース展示・交流、それに、4.懇親会でした。

 この交流会は、5年振りとなる対面での開催。出席して大変勉強になりました。この交流会にまだ申請中の「日本ティーボール協会」に対して、お誘いくださった日本スポーツ振興センター事務局のNさんには、心から感謝致します。シンポジュウム等で司会進行をなされたA氏、S氏は共に才能豊かで、雄弁で聞いていても楽しかったです。S氏は早稲田大学の卒業生。

 スポーツ・フォー・トゥモローの新しいパンフレットを見ると、見出しが「新しいSPORT FOR TOMORROW、始動。」です。そこでの内容は、「持続可能な開発目標(SDGs)やUNESCOのカザン行動計画(2017)への貢献など、スポーツの力を活用して、持続可能な社会や共生社会の実現に向けた国際的な取り組みが進められており、日本はこのような国際的は動きをリードする立場から、さまざまなスポーツを通じた国際交流・協力に一層取り組むことが期待されています。新たなフェーズに入ったスポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)では、構築された官民協働体制やこれまでの取組を東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のレガシーとして継承し、引き続きスポーツを通じた国際協力による日本の存在感を示す取組を発展的に実施していくとともに、日本の強みを活かしたスポーツ分野の国際協力事業を通じてSDGsにも貢献していきます」とありました。

 更に、「SFTは、新たなるフェーズへ、取組を発展・定着させる3つのアクション」として、1.SFTを通じて構築してきた各国・組織との信頼・交流を維持・強化します。2.コンソーシアム会員間の連携・共創を促進し、よりアクティブな団体を増やします。3.国内外を問わず、より多くの人々のスポーツを通じた国際交流・協力活動への参加を促します。とありました。

 どうですか?我々過去30年間、日本式ティーボールをアジアへ、そして世界へ普及させようと考えていたこと、実行してきたこと、このSFTの理念、目標、考え等、結構似ていると思われませんか。私は、このシンポジュウムとグループディスカッションに参加して、それを感じました。我々日本ティーボール協会が進めてきたことは、今の時代にぴったり当てはまるのだと。このことを、いち早くご理解くださった先出のN氏には、改めて心から感謝しているところです。

 会員・ブース展示では、素晴らしい活動をなされているスポーツ団体等のパンフレットを頂いてきました。一部紹介します。ジャイカ海外協力隊、教育パッケージ、第20回アジア競技大会、KOBE 2024 世界パラ陸上競技選手権大会パンフ、語学指導等を行う外国青年招致事業JET、その他サッカーや武道を海外に普及させようとご努力されている団体のパンフレット等です。

 しかし、野球ならびにソフトボール関係の団体の出店は、皆無でした。ただこの団体に正式登録しているのは、日本ソフトボール協会とラグビー協会のみ。これには少し驚きました。でも、そのような中でも、素晴らしい人と組織との出会いがありました。

 それは、J-ABS一般財団法人アフリカ野球・ソフト振興機構のT代表理事とお話しができたことでした。素晴らしい活動をなされています。

 その活動内容を一部紹介すると、1.野球とソフトボールを通じてアフリカの少年少女たち、若者たちの人つくりと競技普及に貢献しています。2.「約束の時間に集まる」「みんなで石拾いをする」「道具を大切に使う」「互いに敬意をもって接する」身につけたことが、学習意欲につながりました。子どもたちの変化に驚いた学校が野球を普及し、2014年からタンザニア甲子園大会が開催されています。3.「民主主義を広めるチカラ」「人を育てるチカラ」、そして「平和を創るチカラ」。J-ABSは、3つの野球の“チカラ”で懸け橋になり、アフリカと日本の相互理解・交流・協力を促進し、相互補完のより良い未来の形を作っていきます。といった活動です。

 私もその時ちょうどタイミングよく、カバンの中に「研究資料4」「日本式ティーボールをアジアへ、そして世界へ」の初校を入れていました。私はT氏に、この「研究資料4」を見せながら、150ページに渡る冊子の説明をしたところ、とても興味深く、熱心に耳を傾けてくださいました。韓国、中国、台湾、シンガポール、フィリピン、モンゴル、アメリカ、ブラジル等への普及活動に対しては特に興味を示されていました。

 T氏との意見交換は、とても充実したひと時でした。

 我々日本ティーボール協会は、このような素晴らしいスポーツ団体等への仲間入りが近いのです。SFTCの正会員に認められましたら、読者の皆さんとともに、この日本式ティーボールをアジアへ、そして世界へ普及させる活動に、「全力投球」しましょう!

 日本ティーボール協会ですから、「全力投球」ではなく、「フルスイング」かな?