12月8日 ドジャースに大谷選手?ヤンキースに山本選手?その可能性は? 夢・喜びが膨らみます。
デービー・クロケットを生んだテネシー州で、今大変なことが起こています。メジャーリーグの東の横綱がニューヨーク・ヤンキース、西の横綱ロスアンゼルス・ドジャースの両球団が大谷翔平選手と山本由伸投手の獲得に向けて、他球団としのぎを削っています。
ヤンキースといえば、「くたばれヤンキース」と野球の世界でいわれるほど強かったチーム。古くはベーブルース、タイカップ、ジョウデマジオ。その後は、ミッキーマントル、ロジャーマリス、レジージャクソン、まだまだ大スターがいました。一方、ドジャースは、野茂英雄、ダルビッシュ、マエケン等の日本人投手。そして以前球団オーナーだったオマリー親子、副支配人で日本野球のバイブルといわれた「ドジャースの戦法」を書いたアル・カンパニス。日本との結びつきの多い名門球団。
この2,3日のスポーツの一面は、ドジャースと大谷翔平選手。ヤンキースと山本由伸投手の記事です。この二人は、それらの球団から、最大限の条件で入団を熱望されています。競合するチームは沢山ありますが、スカウト合戦は水面下で、極秘裏に進められています。それなのに、一昨日ドジャースのロバーツ監督は、「大谷と会った」と正直にマスコミに披露しました。これは今のメジャーリーグ大谷ルールでは、フライイングです。でも彼は嘘を付けない性格だそうです。良いですね、オープンで。
私はこのロバーツ監督は、以前から注目していました。それは、彼がドジャースの監督に就任してから過去8年間で7回地区優勝。2020年にはワールドシリーズも制覇しているからです。その上、何よりも彼の母上が沖縄からの日本人であることです。「道徳心」「正直な心」をその母上から学ばれたようです。
アメリカメディアが今の状況を批判しています。それは、極秘交渉なので「眠たいものになっている」と。開放的なのがアメリカの特徴です。何でもオープンの世界なのに、大谷選手動向、獲得に向けての記事だけは閉鎖的でした。そこで突破口を開いたのがロバーツ監督。更に日刊スポーツによると、ESPNのバスターオニール記者は「彼のFA期間は短いが、野球界のお祭りになる可能性があった。ファンにとって、オオタニが自分の応援球団の打線に入ることを夢見る期間は、最高に楽しかったはずだ」と。
私は、この記事最高に好きです。オオタニがシアトル・マリナーズに行ったら?サンフランシスコ・ジャイアンツは? いやいやブルージェイズファンも入団を熱望しているよ。これがこの時期の野球を面白くするのです。
一方、山本由伸投手。本命のヤンキースが前面に出てきました。今シーズンブライアン・キャッシュマンGMが、山本投手の実力を確認するために来日。観戦した試合で、何と山本投手はノーヒットノーランを達成。GMは一昨日、「(彼を獲得するために)最善の努力をする」と発表、動き出しました。面白くなってきました。そこで次は、アーロン・ブーン監督のコメント「かなり特別なフロントラインの先発」と。これには、同地区にあるニューヨーク・メッツも黙っていません。このやり取り、ニューヨーク・ダービーが面白いのです。
大谷選手、山本投手は、どのチームに行くのか、大方の予想だと今週末には、先ず大谷選手が決まるだろう。次に山本投手。この順序で行きそうです。そうしないと次の次に控える名選手たちの行く先を決めることが遅れます。物凄い選手の二人が、日本人選手なんて、アンビリバボーです。その次にも良い選手がまだまだいますよ。今永投手・・・・・。
それにしても、今日この頃は暖かい日が続きます。一昔前は、この時期「ストーブリーブ」と言いました。それは、どの選手がどこの球団に行くか、契約金はいくらか、来年はどんな活躍をするか、これらを「ストーブ」を囲んで、野球談議するからです。今だったら巨人の中田翔選手が中日へ、中日ファンが来年の中田選手の活躍を夢見て胸を躍らせます。一方、巨人の岡本選手は、年俸4億円越え、1年目が1200万円からのスタートで、今この金額、出世頭。見事な花を咲かせています。野球少年の憧れの選手となっています。一方、戦力外の通知を受けた選手も大勢います。ですから今は「喜怒哀楽リーグ」とでも呼びますか。
マスコミが言うように、近々、大谷選手がドジャースに、山本投手がヤンキースに行くことにでもなったら、横綱対決のワールドシリーズ、その中心が日本人野球選手。これ驚きを通り過ぎて、何と表現すればよいのでしょうか。
この週末には、上記の夢が一つずつ現実になるか、はたまた異なる夢・喜びを頂くか。想像しただけで楽しみが膨らみます。
多くの楽しみをありがとう! 偉大な選手、大谷さん! 山本さん!