1月14日 「第32回日本ティーボールセミナー」が大成功裡に終了しました。冊子になるのは3月中旬を予定しています。乞うご期待!

 1月11日の「第32回日本ティーボールセミナー」ならびにその翌日行いました「中級公認指導者認定講習会」及び「初級・特別公認指導者講習会」は、参加者の皆様方のご協力によりまして、無事終了いたしました。本日はその報告です。

 セミナーでは、登壇してくださった先生方の報告が見事でした。とても光りました。私も先生方の発表を楽しく拝聴させて頂きました。

本日は、元文科省にて長年ご勤務されていた先生より、以下のようなお礼のメールが届きました。

 「先日の日本ティーボールセミナーに参加させて頂き、ありがとうございました。競技力を高めるためには、先ず普及から。今のスポーツ界にとって一番見失っていることかもしれません。目から鱗の話を沢山お聞きすることができました。(中略)早稲田大学の学生さんにとっても、ただ勝つことを目指すだけでなく、このような貴重な経験ができ人間の幅が広がりますね。とても素晴らしい経験をされているなと思いました。今のソフト界が一番持たないといけない視点だと認識しています。(後略)」

 現在は地元へお戻りになり、県教育庁体育保健課に勤務されている先生からのものでした。全国から同様のお礼のメールや電話が来ています。

 皆さん!本当にありがとうございます。

 このようなメールや連絡を頂くと、1カ月以上溜まっていたストレスや疲れが飛んでいきます。嬉しいですね。

 今後、このセミナーの原稿お越しは、ご指摘くださった早稲田大学ソフトボール部の学生たちと丁寧かつ正確に進めていきます。順調なら3月半ごろ冊子として、皆さんに報告したいと考えています。ご期待ください。

 本日は、私の発表原稿のみここに紹介します。ご一読くださると幸いです。

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第32回日本ティーボールセミナー    2025年1月11日 早稲田大学国際会議場

                                 吉村正メモ  

皆さん!こんにちは!

本日は、北は北海道北側さん、竹内さんから南は沖縄仲里さまで、約180名の方々がここ早稲田大学国際会議場にお越しくださいました。ありがとうございます。

この国際会議場は、もともと早稲田大学野球部が使用する安部球場があったところです。もっと昔は戸塚球場といいました。

 最後の早慶戦が行われたところです。本日お見えの石山日本協会顧問は元早稲田大学野球部の監督、あの阪神タイガースも名監督の岡田監督が選手の時の早稲田大学監督でした。本日、この後ご登壇いただき、当時のお話でも聞けたら嬉しいですね。

さて、本日は、「日本式ティーボールの更なる普及に向けて、―日本各地へ、アジアへ、世界へーというタイトルで、このセミナーを進めていきます。

先ず、理事長報告ですが、昨年の活動報告と本日のセミナーについて紹介します。

 その後、昨年11月20日に記者発表されました「BEYOND OH プロジェクト」の話を簡潔にします。                        

実は、昨年6月7日王貞治先生から突然携帯に電話が入り、そこから始まりました。  そして、王貞治先生が昨年11月20日に記者発表されたのです。その会議の名称は「球心会」でした。内容は、今後の野球界の100年を考えるプロジェクト。本年最初のプロジェクトは、「幼少期ベースボール原体験プロジェクト。この日本ティーボール協会が深くかかわってきます。そこで、我々日本ティーボール協会が、今年の夏までに全力投球しようとしているのは、「幼児(年少・年中・年長)にためのティーボール指導教本」づくりです。

では、昨年の活動報告から

                図1・図2が入る

図1の4つの大会のうち3つで、文部科学省(スポーツ庁)、厚生労働省、こども家庭庁から後援を頂いての大会や勉強会、講習会ですので、全てにおいて格調高くなっているのです。     

昨年の全国小学生大会では、13年ぶりで王貞治先生がお見えくださいました。球場が騒然としました。嬉しいことに、開会式の折スピーチを頂戴しました。凄いです! 会場が引き締まりましたね。           

その王貞治先生が今年からこの大会の「大会名誉会長」をお引き受けくださいました。

 13年前は、私もこのような賞状を頂きました。今もって嬉しがっています。選手もコーチも関係者も保護者も喜ばれるでしょう。想像しただけでも嬉しくなります。

図3・図4             

2,二つのアジア大会では、この後基調講演して下さる河内志郎会長のお力が絶大でした。大会の後援をスポーツ庁のみならず、こども家庭庁からもお取りくださり、格調高い大会となりました。素晴らしい大会でした。改めて河内志郎会長には心から感謝いたします。

因みに、参加国は、中国、モンゴル、タイ、ベトナム、台湾、香港、マカオ、日本等約30チームでの大会でした。

 この後の河内先生のご講演を楽しみにしてください。

さて、本日のセミナーは、昨年のタイトルとほぼ同様としました。          ・図5・図6

 それは、今年も「日本式ティーボールを日本各地へ、アジアへ、世界へ」普及させることが今世界から求められていると判断したからです。

更に、今年強調したかったのは、障がいのある方とない方とが一緒になってプレーするティーボール大会です。運営関係者のご努力で今年30回記念「赤い羽根」北の甲子園大会、多摩地域交流大会も10回目となります。二つの大会とも素晴らしいのです。

今年の節目の年に、運営難しさ、楽しさ等を話してもらうこととしました。

 北側先生! 阿部先生宜しくお願いいたします。

さて、皆さん!11月20日、王貞治先生が記者発表されたのをご存じですか?

図7。図8       

読売新聞のトップ記事 野球振興 王さん提言。17面には、野球人口減少に危機感  夢与えるヒーロー生む、でした。日刊スポーツは裏面全面。その他10紙ほど買いましたが、記事は大きなものばかりでした。

そもそもこのプロジェクトの始まりは、昨年6月7日。王貞治先生から私の携帯に突然電話がありました。そこからでした。ちょうどそれは、ミアヘルサ株式会社へ青木先生、奈良先生、藤本先生等に挨拶に行こうとして、高田馬場駅近くの食堂で、頼住専務と奥山参与と昼食を共にしていた時だったのです。

 王貞治先生からのお願いでは、断れないですよね。電話の内容は、「今小学生に将来何になりたいかというアンケートをとったところプロ野球選手になりたいという答えが10番までにも入ってないのですよ、これは大変な問題だと思います。6月18日それについての会議を三田のNPB会議室で行うので、ぜひ来てくれないか」というものでした。

6月18日1日行きました。それが「BEYONDO OH プロジェクト」の始まりでした。会議の名前が「球心会」。         

図8、図9

そこでの出席者は、工藤公康さん、井口忠仁さん、讀賣、ソフトバンク、西武、横浜, 独立リーグ、ファナティクス、NPBの方々。この会議で私が出席者に対して配布し説明したのが、この小学校と中学校の図面です。

               図10、図11

 (スポーツ&レクリエーション・ファシリティーフォー・スクール&コミュニティーより)

学校教育になかに、ベースボール型の授業を入れると、それが野球界の発展に繋がると。    

その会議の折、王貞治先生から、この会議は、吉村先生が主役ですから宜しく! 更に、

あの西武ドームの全国小学生ティーボール大会は、いつ開催ですか、と。   

「一瞬耳を疑りました」「え!来てくださるの?」「本当!」といった感じでした。

第2回球心会7月26日の前に第1回球心会に出席した方々へお送りした資料です。

第2回目の会議になると、プロ野球12球団の関係者の加えて、アマチュア界からも参加されました。それらは、全軟連、高野連、東京六大学、プレゼンもされました。

そして、8月20日「文部科学大臣杯争奪第27回全国小学生(3.4年生)ティーボール選手権大会」に王先生が特別参加して下さったのです。そこで吉永武史先生を王先生に紹介したのでした。 

              図12・図13

8月27日、第3回「球心会」吉永武史先生が特別参加され、ベースボール型球技を小学校体育に導入し続けることの重要性を強調してくださったのです。

9月25日第4回「球心会」に、図4の資料を出席者全員に配布し、そこで説明幼児や児童に対してバット・ボール・バッティングティーの重要性を強調しました。      

その会議では、「未来に向けて骨太の方針」が発表される。      

            図14図15

この発表を受けて、10月18日、奥山参与と高杉理事を共に、この「球心会」のキーマンであるファナティクス日本代表川名氏の事務所へ向かいました。奥山氏は、アジア戦略に関して、高杉氏は女性活躍時代を創出することに関してのプレゼンを行って頂くためでした。

私はこれまでの企画書の内容等の確認作業を皆さんと一緒にしました。

10月22日、第5回「球心会」が開催され、4日前の我々の貴重なアドバイスが多くのところで反映された「企画書」が提案されたのでした。           

「女性活躍時代を創出すること」を私は強調していたために、このプロジェクトに日本ソフトボール協会、日本女子野球連盟、勿論、我々の日本ティーボール協会も他の野球協会と同列でこのプロジェクトに参加できるようになったのでした。

6月7日のスタートから、王貞治先生は、約60名の野球関係者に会われました。その情熱は、物凄いものがありました。                  

 図15・図16

応援・協力する野球関連団体もこのように増えました。                    

そしていよいよその時がきました。11月20日、オーナー会議。このプロジェクトは、読売新聞山口オーナーも会議で全面的に応援しましょうと発言されたと新聞報道で知りました。会議終了後、記者発表されました。今までに説明してきた通りです。

12月17日は今年最後の第7回「球心会」。そこでは、この年初めから

図17                      

●「機会」づくり 「例:」幼少期ベースボール原体験プロジェクト」

●」体制・財源」づくり「例:法人・Beyond OH プロジェクト」

この二つのプロジェクトからスタートさせると決定しました。

この会議で私は、日本ティーボール協会では、2009年から「小学生3・4・5・6年生のための笑顔いっぱいティーボール」という教本、更にまた、「幼児&小学1・2年生のための指導教本」も創ってきた。

今後は、幼児と言っても、年少、年中、年長では、発育段階は全く異なる。したがって我々は、年少、年中、年長を対象とした「幼児の教本つくり」に全力投球すると約束しました。

この発言に対して多くの野球関係団体から支持を頂いたように感じました。

会議の後の懇親会では、王貞治先生や山中日本野球連盟会長、寶高野連会長らと同じテーブルで野球の底辺拡大の話で、会議と合わせて約3時間半盛り上がりましたね。

そして、私は、翌日から早速動き始めました。広野幼稚園吉村裕園長、久米川幼稚園町田豊園長、ジャクパの高島先生、指導は、小西先生が頭です。交渉した全ての先生方から大賛成だ、最大限協力しましょう、という返事を頂いています。

 このまとめ役は、吉永武史先生と私がやらせて頂きます。

 皆さん! 是非力をお貸しください、

今年もこの日本ティーボール協会は、野球界のシンクタンクの一つとしてとして頑張っていきましょう!

皆さん!本年も宜しくお願い致します。

ご清聴ありがとうございました。