1月26日「ルール解説1,2,3(追加)」

 今まで、3回にわたり競技場の1-2 「競技場のレイアウトa、b、e」について解説してきました。ここで、皆さんもうお分かりと思いますが、日本式ティーボールのルールは全てメートルを採用しています。アメリカのティーボールは全てフィート制です。そこに大きな違いがあります。

 ご存じのように、アメリカで考案されたベースボール、ソフトボール、ティーボールは全てフィート制です。ここでいくつかその分かりやすい例を挙げてみましょう。

 野球の塁間は、90フィートです。ソフトボールは60フィートです。これをメートルに直すと、前者が27.43メートル。後者が18.29メートルです。アメリカのティーボールの塁間は60フィート(18.29メートル)です。アメリカでは決してメートルを使いません。

 日本のティーボールの塁間は、幼児用は5メートル、小学1,2年用は6メートルでどか点ティーボール(これはアメリカにはありません)を行います。そして、日本式ティーボールの塁間は14mか16mです。小学生や選手の発達段階やボールの種類に合わせて塁間を14mか、16mにするのです。どちらを選ぶかは、その時の指導者の判断に任せています。

 日本のルールブックには、アメリカで採用されている18.29メートルの塁間も参考として記しておきました。これは、この日本協会の設立の趣旨の一つである「5,子どもたちの国際交流の推進」を考えた場合、アメリカの子どもたちとティーボールの試合を行うとき、日本のルールでもアメリカのルールどちらでも対応で来るようにと考えてのことです。