1月5日「キャッチボールクラシック」と「一列キャッチボール」 そこから「ティーボール」を考える

 昨日は、故丸山先生の誕生日で昨年天国に行かれなかったら、70歳、古希をお迎えになるところでした。彼が生前よく言っていました。日本プロ野球選手会が開催している「キャッチボールクラシック」は、「僕が東京理科大で教えた人で選手会に勤務するKさんにアドバイスして、当時のお元気だった松原さん達がそれに同意して始まったんです」と。彼はさらに付け加えました。「アドバイスしたのが僕だと言わなくてもいい。僕の名前を出さなくてもいいと言ってあるのですよ」。

 彼は、高校まで卓球の名選手でした。日体大では頭が断然良かったので図書部の部長、本ばっかり読んでいた学生だと聞いています。実際彼の国語力は見事なものでした。私は、彼にどれほど校正、校閲等ご指導を受けたかわかりません。年下でしたが、心から尊敬していました。彼と私は、日本大学大学院で同級生です。留学から帰った私が彼より5歳年上でした。日体大OBで賢い人がいるものだ。といつもいつも、感心していました。ただ、野球やソフトボールに関しては、私から見るとドシロウト。1から教えました。その彼が東京理科大で野球部部長、ソフトボール部長兼監督になられました。そこから、彼のことです。猛勉強。早稲田と1試合終わると2,3時間の質問攻め。これが他大学との試合が終わっても、です。何百回と繰り返されました。オーバーではありません。私もそれは愉快な時間でした。彼の学ぶ姿勢は半端ではありませんでした。そして、彼は、あのような立派な指導者になられたのです。彼は私を師匠と呼びます。私もそうかなと思っていました。

 さて、その彼が、嬉しそうに上記の「キャッチボールクラシック」の話をしてくれるのです。私は、「ふふふ。」です。これは、2009年1月に発行した「笑顔いっぱいティーボール」の4ページにある「一列キャッチボール」と同じです。もっと言うと、一昨日書いたように全国の小学生、並びに中学生が好んで遊んだキャッチボール」の競技版です。野球やソフトボールをやったものだったら、一度はどころか十度も五十度も経験している遊びであり競技でもあるのです。天国の丸山先生、ゴメンね。卓球の名選手、読書家だったのであまりご存じなかったのです。

 これが、プロ野球選手会が主催となるとニュースになります。年末の12月26日の朝日新聞に「未来につなげるキャッチボール」とありました。

 私は、この件で、よく彼にアドバイスしました。よく考えろよ。ボールを投げてばかりいて、立派に成長したボールゲームはどこにある。ボールを蹴って「パス」ばかりしているゲームで発展したのはあるか。と。

 「人は、用具を用具で打つ、これが楽しい。だから競技として育つのだ。見ろ、野球、ソフトボール、クリケット、ラウンダース、ゴルフ、ホッケー、アイスホッケー、ポロ、まだまだある。片手で打つ球技を考えてみろ。テニス、あんたがやっていた卓球、バドミントン、まだまだある。分かるか、打たなければ面白くないのだ」と偉そうに言う私。さらに続ける。「ボールを投げてばかりいてゲーム化して素晴らしいのはハンドボールくらいだ」とフォローも。

 そうです。ティーボールは素晴らしいのです。世界で普及します。断言します。特に、野球やソフトボールの文化がない国で爆発的に広がります。あの中国のように、韓国のように。

 今日は、丸山先生の名をお借りして「キャッチボール」と「ティーボール」の話になってしまいました。

 今年も、ティーボールの普及を頑張りましょう。