10月28日「理事長からのメッセージ」
昨日、ソフトバンクホークスがリーグ優勝しました。その勝利投手は、和田毅投手です。朝日新聞によると、「大一番に気迫の快投」とあります。私はめちゃくちゃ嬉しいです。彼は今39歳。今から21年前彼は早稲田大学人間科学部を目指しました。数名いる面接の試験官の一人はなんと私とでした。高校生の彼は顔立ちの良い好青年という感じで、面接の受け答えは見事なものでした。左肘を少し痛めていると言っていたように記憶しています。全体として彼の聡明さがこちらに伝わってきました。大学に入ってからは、マスコミの伝えるとおりです。そうそう彼の大学時代、当時の野球部監督の野村徹さんと二人で大学野球の本を書きました。「野球 テクニック・トレーニング」というタイトルでした。その本の、投手のモデルが、和田君、そして遊撃手のモデルが鳥谷君(元阪神)、バントのモデルが青木君(ヤクルト)という豪華メンバーでした。一塁手も武内君(ヤクルト)でした。もうかれこれ20年も前の事でした。
2014年、早稲田大学ソフトボール部第18回アメリカ遠征、5回目のワールドシリーズに参加した後シカゴに寄りシカゴカブスにいた和田君を部員全員で応援したのもついこの間のように思い出されます。その時、確か阪神の藤川投手もいたように記憶しています。アメリカにソフトボール部を19回も連れて行ったので記憶が鮮明でないかもしれませんが。大嶋匠(元日本ハムファイターズ)を連れて行った時もワールドシリーズU-23で優勝した後、シカゴカブスの試合を見た記憶があります。その時は、福留選手を応援しました。
さて、和田君の話に戻りますが、一昨年、島根の出雲ドームで「TTA指導者認定講習会」を開催しました。講師は、故丸山先生と私でした。その講習会で最もお世話くださったのが二人。セントラルスポーツの浅津さんと和田君の父上です。和田君は、地元の子供たちの野球普及のために高額なお金を毎年寄付されていると聞きました。素晴らしいですね。そのお金の一部を使用して、我々を講師としてお呼びいただいたのでした。その講習会、丸山先生も私もいつも以上に気合が入りました。いい思い出です。その受講生たちが、今もきっと島根の地元で子供たちのために野球をとおして「子供から笑顔を取る活動」をされていると信じます。
ソフトバンクでもう一つ、思い出しました。大越君、早稲田では投手でしたが、プロでは外野手、彼が私の授業を取ったとき、ティーボールを日本式にアレンジしてルールを様々考案しているところでした。その時に一緒に授業を履修していたのが松本君でした。彼は卒業後確か青年海外協力隊で世界貢献していたのですが、帰国後はソフトバンクに就職して、何か少年少女の野球振興に携わっていると聞いています。この人たちにも会いたいなーと思っています。「日本式ティーボール」を考案するのに私たちと同じように汗をかいてくださったのですから。
ちなみに、ソフトバンクホークスに前身は、南海。私の兄は大の南海ファン。だから私はあまのじゃく。西鉄ファン。中西太、稲尾和久の大ファン。その流れで行くと西武ファンか。
来年は、何としても「文部科学大臣杯 全国小学生(3,4年生)ティーボール大会」を所沢メットライフドームで開催したいですね。コロナの収束を願うばかりです。 和田君の日本シリーズの活躍を祈念いたします。