11月13日「健康福祉の大会」大成功。参加した皆さんに感謝しながら、報告します。

 11月11日に開催しました「第25回記念健康福祉ティーボール大会兼ミアヘルサ青木杯争奪第12回健康福祉ふれあい大会」は、大成功裏のもと、無事終了しました。本大会は、「読売ジャイアンツ杯争奪の部」では、初出場の「ウイズユー魂」(コニカミノルタウイズユー株式会社)が優勝しました。決勝戦では、外野フェンスを設置して、柵越えホームラン、ワンバウンドで超えるとエンタイトルツーベースというルールで行いました。試合では2本の柵越えホームランが飛び出し、大いに盛り上がりました。

 一方、「青木杯ふれあいの部」では、野球好きのおじいちゃん、おばあちゃんが昔取った杵柄でしょうか、ベンチから打席に向かう喜び、打席で綺麗に打撃した後の笑顔等は、観ている我々(役員)も楽しく感じるひと時でした。最高に良かったです。ベンチで打ち終えた打者を迎える早稲田大学ソフトボール部員も笑顔でハイタッチ、その試合を上手に盛り上げてくれました。

 「少年少女の部」では、一球一球集中してボールに向かう子どもたちの真剣な姿が頼もしく感じました。また、その選手たちを温かく指導しておられる指導者の姿勢も、とても素晴らしいものでした。やさしい言葉が飛び交います。「こらー、打つな」「なにエラーしているのかー、しっかりせー」「笑っている場合でないぞー」といった否定的な言葉は一切出ません。これは、日頃からの連盟(中井会長)の関係者、並びにそれぞれチームの指導者が注意を払っておられ、このような質の高い試合になっていると推察できました。保護者の応援にも品の良さが読み取れました。子どもたちの引率誠にありがとうございました。皆が楽しくなる、素晴らしい大会でした。

 もう一つ特徴的なことがありました。開会式から閉会式まで、大会会長のスコットダグラス先生がグラウンドにいてくださったことです。開会式では、先ず英語の「ハロー」から始まりました。参加者は一瞬引いたようになりました。なぜなら、英語で挨拶されるのだと思ったからです。その後、少し間をおいて日本語による挨拶が始まりました。「ようこそ、早稲田大学所沢キャンパスへ」から始まり、この「日本式ティーボールとアメリカのティーボールとの違い」を見事なまでにしっかりと説明されました。その上で、「この大会の成功を祈ります」とも「ベリー・グー」でした。

 次にスピーチの場を与えられた私は、長い演説は無用です。ショートスピーチで、「スポーツの秋、ティーボールの秋、君たちが輝く秋、その素晴らしいグラウンドで、最高の思い出を残してください」とだけ述べました。所要時間約1分、これで十分でした。

 今朝の事務所は、この大会の振り返りで盛り上がりました。その時に奈良常務理事から電話が入りました。「健康福祉の大会お世話になりました」とのこと。ありがたいです。奈良先生は元中学校の校長先生で、その人脈で「教育軍団」「保育・教育軍団」のチームを編成して参加されました。教育者が一人でも多く、この日本式ティーボールを正しく理解してくださると、この球技は日本に、アジアへ、そして世界へ正しく普及するでしょう。またさらに、チームの雰囲気もその周辺も楽しいものになるでしょう。

 大会当日の夕刻には、次のようなメールを頂いていました。毎日部員の体温を報告してくれる女子部副主将のKさんからでした。

 「本日はティーボールの健康福祉大会が開催され、競技を通して沢山の方々と触れ合うことが出来ました。学生全員が多くの学びを得ました。参加してくださった方々は元気いっぱい、笑顔いっぱいで、「楽しかった」というお声を何度もいただきました。ティーボールがいつでも、どこでも、誰でも楽しむことができる、皆に愛されるスポーツであることを改めて感じました。学生には至らない点も多々ありましたが、人間的に大きく成長できた1日でした。このような貴重な機会をくださったこと、多くの助言を頂戴したことに、吉村先生をはじめとする関係者の皆様に心より感謝申し上げます」と。 

 このようなことが大会当日の夕刻にすぐ書けるということが本当に素晴らしい。翌日の朝、私が返したメールは、以下の通りです。

「昨日は、学生諸君の多くの貢献で、無事「健康福祉の大会」を終えることが出来ました。ありがとう。この後、グラウンドに行きます。そこで改めて、部員の皆さんにお礼を言おうと思っています。いつも部員の体温の報告、ありがとう。今後とも大変でしょうがよろしくお願い致します」でした。

 更に今朝は、2人の4年生アルバイト学生(部員)が事務所に来ました。早速、「健康福祉の大会」の感想です。2人は口をそろえて、「私達の大学生活はコロナ禍にあり、大学のグラウンドに障がいのある方々や多くの高齢者の方々をお呼びしてティーボールの大会を開催するなんて想像できませんでした。本当に今回のような大会を開催することができて良かったです。私達学生にとっても貴重な経験となりました。ありがとうございました」と述べていました。学生は良いですね。

 大会に参加した選手たち、役員、審判員、ボランティアとして参加した人たち、立場は、異なっても、発せられる言葉は、お互いが「ありがとう」「感謝・感謝」です。

 この大会が4年振りに開催出来たこと、本当に良かったです。グラウンドに来られた皆さんに改めて「感謝」をして、この大会の報告とさせていただきます。皆さん!ありがとうございました。