11月15日「理事長からのメッセージ」

 今日は、11月15日、日曜日です。いつもなら所沢のグラウンドに行きソフトボール部をボランティアで指導、チーム作りに行くのですが、今日は練習休みです。それは、12日まで、愛知県安城市で「2020大学選抜女子ソフトボール選手権大会」が行われていたからです。10日ほど休みにしました。そうしたところ4年生の主将と学生連絡委員が大会の報告に事務所に来てくれました。コロナ禍の時によくやってくれました。今回の大会は、得点を競い合う大会でなく(コンペティティブ)の大会でなくコロナ禍を克服(コンクエスト)する大会であったと説明しました。本当に選手の健康を第一に考え最善を尽くしてくれました。この二人のリーダーシップには感謝しています。主将のゼミがスポーツマネジメントということで、少し「人、モノ、金」あるいは「地縁、学閥、血縁」の話をさせてもらいました。熱心に聞いてくれました。一応私は、現職の教授時代は、大学院で「スポーツマネジメント」の講座を持っていましたので、昔を思い出し熱心に語りました。二人は、忍耐力があり、誠実で、寝不足でなく、対面の授業に飢えているものだから、気持ち良く聞いてくれました。次回、近々に来るようでしたら、今日の話は実り多いものだったと思います。でもきっと、来たとしても卒研を提出してからでしょう。

 さて今日の朝日新聞の記事で、「大リーグ初の女性GM マーリンズ キム アング氏」が掲載されていました。彼女は、シカゴ大学のソフトボールの選手でした。シカゴ大学と早稲田大学は姉妹関係にあります。スクールカラーはワインレッドというよりもえび茶です。同じです。私がシカゴ大学のアスレティックデパートメントに行った時に驚いたことがあります。(10数年前のことです。)陳列ケースの中に、早稲田大学の野球部の記念ボールが飾られていました。おそらく100年前のものでしょう。その深い長い付き合いに圧倒されました。その前後に、シカゴ大学野球部が100年のお付き合いを記念して早稲田大学野球部と日本各地で記念試合をしていきました。確か、その最終試合は西武ドームを使ったのではないかと思います。

 アメリカの男女機会均等法(タイトル9)によると、アメリカの大学は、男子のバスケットボール部があれば女子の部もなければなりません。バレーボール部もそうです。では男子の野球部があると女子は、そうですソフトボール部がなければならないのです。シカゴ大学も素晴らしい野球場とソフトボール場を持っています。名門中の名門大学です。

 キムさんは、その名のとおり中国人系アメリカ人です。彼女の活躍を同じ東洋人系として心から願っています。彼女はニューヨークヤンキースにもいたようですね。あの三原君とは、面識があるのかなー。三原君とは、早稲田大学スケート部のアイスホッケー部門で主将をした、人間科学部に在籍した男です。あの松井秀樹さんが怪我した時に3Aからきて面倒を見た人です。ゼミはスコットゼミで、私の授業も履修してくれました。私とスコットさんとがニューヨークにいたときは大変お世話になりました。これも、スポーツマネジメントですよ。このように、東洋人系でもアメリカの東部や中部で活躍をしている人がいます。応援したいですね。キムさん、いい仕事してください。期待しています。

 今日は、「スポーツマネジメント」の話をお届けしました。