11月17日「理事長からのメッセージ」

 昨日、栃木県上三川町の浜野英一さんから嬉しい電話をいただきました。内容は、「指導者講習会をやります(参加者は6名)」、とのことです。さらに彼が言うには「先日、先生からDVD「TTA初級公認指導者認定講習会」テキストを送っていただいたので、上三川、宇都宮周辺の野球指導者を集めて開催します」というもの。ありがたいですね。コロナ禍でもソーシャルディスタンスをしっかりとっておやりくだされば嬉しいです。

 浜野さんといえば、今から10年前の2011年11月、第24回全国スポーツ・レクリエーション祭が栃木県で開催された折、中心となって大会を成功理に終了させてくださった立派な方です。あの大会は、日本協会からは、当時の審判長田口さんと私が出席しました。確か、東村山の体育協会の方もお二人視察で来られました。それは、2年後に控えた東京スポーツ祭(国体)の準備(東村山市はティーボールの大会会場)のためでした。会場は日産自動車の栃木工場第一グラウンドだったと記憶しています。大会終了後は、私の父方の実家真岡市に案内していただいたのでなおさら私の記憶は鮮明です。

 そもそも、この大会はなぜ上三川町だったのか、今は多くの方が忘れておられます。それは、私が猪瀬成男さんの大ファンであったからです。猪瀬さんは、「軟式野球」という本を成美堂出版から昭和50年ごろ出版され、その本はベストセラーの一冊でした。確か「ライト工業」の監督さんで当時10連覇ほどされていたような記憶があります。そして、その前はというと宇都宮工業高校の名捕手、投手は確か大井さん(新潟の名門高校の監督)二人とも早稲田の野球部、甲子園の準優勝バッテリー。猪瀬さんの御父上も確か明治時代早稲田の野球部員でアメリカ遠征のメンバーという方。私にはそのような予備知識があり、当時の日本協会の専務理事の末次さん、常務理事の岩浪さんにお願いして、この協会設立の時に猪瀬さんには理事に就任していただきました。私は、感謝、感謝でした。その猪瀬さんが地元の町長に16年間勤められたため、町長自らがティーボール専門というわけにはいかず、上三川町の浜野さんたち精鋭を私に紹介してくださったのでした。

 浜野さんは、小学生の全国大会では、いつも予選を勝ち向いてきたチームを引率してくださったり、自ら率先して審判をして下さったりしています。日本協会の大功労者です。浜野さんこれからも、よろしくお願いいたします。全国のティーボールの指導者の方々、栃木県の浜野さんのように講習会だけは「DVD]を使用してでも継続して開催してください。お願い申し上げます。それが、ティーボールを普及させる一丁目一番地です。