11月9日 11日は、4年振りに「関東健康福祉選手権大会と青木杯ふれあい大会」を開催します。見学されると学びは多いです。

 11月11日、早稲田大学所沢キャンパスグラウンドにおいて、「第25回記念健康福祉ティーボールオープン大会兼ミアヘルサ青木杯争奪第12回健康福祉ふれあいティーボール大会」を4年振りに開催します。この3年間は、コロナの関係で、グラウンドが使用できない、「密」には注意、即ち人を集めるのは要注意、高齢者の方々をお呼びすることが出来ない、その年年で様々考え、大会を講習会に変えたり、一部のチームとだけふれあったりしました。そして今年は、ようやく4年前と同様の大会を開催するまでにこぎつけました。

 関係して下さった先生方には、心から感謝致します。

 11日の大会は、三つのグループに分けて開催します。一つは、伝統ある①「読売ジャイアンツ杯争奪ティーボール選手権大会」、二つは、②「青木杯争奪選手権大会」、三つは、③「青木杯ふれあい大会」そして、四つは、④「地元から選抜された小学3年生の少年少女の部の大会」です。

①は、今から25年前、この日本式ティーボールを障がいのある方々にも、楽しんでもらおうと読売新聞や読売ジャイアンツの担当者に相談したところ、「それは素晴らしい試みです。優勝カップを用意しましょう」という返事。25年前に大きな「読売巨人軍杯」をご寄付頂きました。当時、正力賞を受賞した松井秀喜選手が、その賞金で日本式ティーボール用具を購入され、それを関東圏の多くの養護学校(今日の特別支援学校)に寄付されました。これで一気に、養護学校でこの日本式ティーボールが普及したことは言うまでもありません。

②は、この日本式ティーボールの趣旨が、我が企業の理念と共通する部分が多い、そこで大会並びに講習会等全てに協力しましょう、という決断をして下さったのが青木勇ミアヘルサ株式会社会長でした。この会社は、保育事業、医薬事業、介護事業、食品事業、グループホーム等を経営されています。その職員・関係者がレクリエーション活動の一環として参加されます。それが「選手権大会の部」です。

③は、「高齢者施設(グループホーム)の、野球好きの皆さんが早稲田大学女子ソフトボール部員とティーボールを通してふれあう大会」です。試合形式は、守備者全員はソフトボール部の学生。高齢者の方々は、通常ベンチにお座りいただき、打つときだけ打席に入り、打ったら代走のソフトボール部員が一塁へ走る。高齢者の方は、打ち終わったら、そのままベンチに戻って、次の打者の打撃を見守るという試合(ふれあい)。そこで得点を競い合います。

④は、「地元の小学3年生中心のチームが日本式ティーボールを競技として行う大会」です。

これらの様々な大会を、管理・運営するのがTTA中級指導者認定資格を持ったソフトボール部員。部員にとっては、障がいのある方とのふれあい、高齢者との会話、お手伝い、代走等の役割分担、少年少女とは、コーチ、審判員として兄弟姉妹のような感覚で付き合う、更に、日本協会役員との管理・運営に関しての連携、本当に多くを学べる機会が、この大会にはあるのです。

 大会会長は、初代アジア連盟理事長のスコットダグラス先生。4年前までは、海部俊樹日本協会会長が大会会長でしたが、今年から交代です。スコット先生は早稲田大学人間科学部教授、健康・福祉や情報・環境教育がご専門です。当日はどのような挨拶をして下さるか今から楽しみです。スピーチは英語かな?それとも日本語?ここでも多様性が学べます。

 上記の参加者の活動(大会)を競技場観覧席、所謂外野席から見ると、そこには「野球の運動会」的要素が含まれていることが理解できます。男女の小学生、その男女の保護者、男女の高齢者の方々、男女の障害のある方々等が、一堂に会すからです。

 日本協会役員や大学生、保護者の方々はじめ全ての人々が、その場にいるだけで勉強になります。

当日は、読売新聞の記者もお越しになりたい旨、事務所に連絡がありました。この大会(野球の運動会)をご覧頂き、立派な記事にしてくださると、我々にとって喜びは倍増ですね。

 このように、日本式ティーボールは、「野球やソフトボールの底辺を拡大」させるだけでなく、「老若男女問わず、いつでも、どこでも、楽しく活動できるベースボール型球技」としても魅力がいっぱいなのです。

 この大会を見学すると学びは多いですよー。