12月14日「理事長からのメッセージ」

 今日は、赤穂浪士討ち入りの日です。昔は、この日は必ずと言っていいほど、大石内蔵助のTV番組があったものですが、最近はないですね。ひな壇に面白い人が座ってトークしているのが多いですね。金をかけないでTV番組を制作していますね。京都の東映、大映等の撮影場近くで育った人間としては、やはり時代劇がいいですね。水戸黄門、大岡越前、赤胴鈴之助、白馬童子、これこれ、これですよ。

 さて昨日の柔道、阿部一二三対丸山城志郎のワンマッチ柔道史に残る名勝負ではなかったでしょうか。柔道着、いいですねえ。日本人らしくて。大石内蔵助が吉良邸に討ち入るときのカッコよさに似ている。これこじつけですかねえ。
 私は、柔道を少しやっていました。兄が山城高校、同志社大学と柔道部にいたものですからそのお相手を結構させられました。そして、平安高校では、私は1組、即ち今でいう特別進学コースにいたものだから、1組だけは体育の授業はなし、その代わり週1,2回の柔道が必修というもの。それもそのはず私の3年間の担任は森下勇先生柔道九段、東京オリンピック時の審判部の一番偉い人、そのお嬢さんのご主人が大舘さん、阪神タイガースと毎日オリオンズで5番を打った人。日系2世ハワイの出身の方で、アメリカの野球のルールブックを日本語に見事に翻訳した方。彼も確か柔道五段。野球と柔道をやって凄い方がもう一人おられます。森徹さん、早稲田大学で野球部と柔道部、元中日ドラゴンズの4番打者、セントラルリーグでホームラン王にもなった方、あの力道山に弟のように可愛がられた方、そして晩年はプロ野球OBクラブの理事長を務められた方です。
 野球と柔道をやっていた方は、このように凄い方がいらっしゃる。
 私は、もう60年前くらい前でしょうか。夏井六段、吉松六段、醍醐五段の全盛期からの柔道フアンです。神永、猪熊、ヘーシンクの前の時代のめちゃくちゃ強かった方々です。
 昨日、素晴らしい柔道をお見せくださった阿部選手、丸山選手これからも日本の柔道界を引っ張って行ってください。さてそこで私からのめちゃぶりです。阿部選手、丸山選手にお願いしてもいいですか、「野球もやってくれませんか」。あの大舘さんや森さんのように。

 今日は、ダメもとでこんなことを書いてみました。昨日の試合があまりにも素晴らしかったものですから。お二人とも柔道だけやっているのはもったいないです。