2月2日「ルール解説13(4-5 試合の進行と停止)」
4-5-b 球審は、打者の打撃が完了し守備者のプレーが一段落したと判断したならば、常に「タイム」を宣告し、ボールデッド(試合停止球)とする。
「一段落」これを丁寧に説明します。
例1,走者なし。打者が強打、打球は三遊間を抜き、レフト前ヒット。打者は打者走者となり一塁ベースを踏み二塁を伺います。そこで、ボールが左翼手から二塁手にボールが帰って来て、二塁手がボールを捕り走者の進塁状況を確認します。そうすると、走者は一塁に戻ろうとします。ここで塁審は、「プレーが一段落した」として、「タイム」です。
例2、走者一塁。打者がライト前のヒット。一塁走者は二塁ベースを回って、三塁へ走ります。右翼手はゴロのボールを捕って、三塁に送球、三塁手はそれを捕球して走者にタッチ、セーフ。打者は一塁を回って、二塁へ伺おうとします。これらは、皆インプレー中です。「タイム」をかけることはできません。三塁走者がもう本塁に行く意思がない、一塁走者も一塁に踏みとどまった。と審判が判断したならば、これが「一段落」。そこで「タイム」で、「ボールデッド」です。
例3、走者一塁、打者がレフトへフライ、左翼手が捕球してそれを二塁手に返球。走者の二塁へのタッチアップなしと判断したら、審判は。そこでプレーが、「一段落した」と判断し、「タイム」です。
ここで休憩。例4は、この後です。