2月3日「ルール解説15 6-2 打者の義務」
6-2ーb 打者は、球審の「プレイ(ボール)」の宣告が行われてから10秒以内に打撃をしなければならない。
このルールは、アメリカにはありません。アメリカは、投手がボールを投げた振りします。そのタイミングで、打者はボールを打ちに行きます。
投手の守備位置に選手のいない日本式ティーボールは、ゴルフと同じです。自分でボールをバッティングティーの上に載せ、それから自分のタイミングで打ちます。これも日本独自のルールです。これは、促進ルールにもなりえます。
なぜこの10秒ルールを用意したかというと、日本式ティーボールは、小学生だけでなく、中学生も、高校生も、大学生も、大人も誰でもプレーできるようにしています。小学生だけだとボールをバッティングティーに載せると、即打ってくれるのですが、少し経験豊富な人になると、ボールを見ながら、一回、二回、三回と、ボールの手前まで繰り返しスウィングして打たないのです。一度くらいは気にならないですが、二度、三度、四度となると少し違和感を覚えます。このような経験から、試合をスムースに運営するために、また、間延びしないようこの10秒ルールを試合促進ルールとして制定したのです。