2月5日「ルール解説19(フェアーとファールボール)」
フェアーボールとファールボールは、原則野球やソフトボールと同じです。ただ一つ大きく違うのは、6-9ーb「バッターズサークル内にある打球はファールボールである。ただし、フェアー地域内のバッターズサークルラインはフェアー地域に含まれる。」です。
先ず、日本式ティーボールはバッターボックスではなくバッターズサークルです。従ってこれに合ったルールにしなければなりません。野球やソフトボールでは、ダイヤモンド、即ち一塁、二塁、三塁、本塁と結ぶとそれは正方形になります。この中にあるボールは、全てフェアーです。しかし、日本式ティーボールは、ダイヤモンド(正方形)内半径3mのバッターズサークルの4分の1円は、野球やソフトボールと同じルールにすると、「フェアーボール」にしなければなりません。そのようにしなかったのは、そこに行った打球は、打者にとって決して満足のいく打球ではない。いわゆるチョロです。もう一度打者にチャンスを与えよう。という考え方からです。
加えて、相手チームには野球やソフトボールでいう投手はいません。その打球を処理できるのは本塁手だけです。その様なことを考えて、このバッターズサークル内で止まったボールは、思い切って「ファールボール」にして、打者に打ち直しを認めるのが妥当と判断したのです。しかし、ツーストライク後は、ファールですから、「アウト」です。(6-10-③を参照のこと)
次に、フェアー地域内のバッターズサークルラインは、フェアー地域に含まれるとしました。従って、打球がこのライン上で止まった特は、「フェアーボール」です。
一塁や三塁のファールライン上に打球が止まった時と同じ扱いです。「フェアーボール」です。