3月25日「4年生の皆さん! 日本ティーボール協会への貢献は忘れません。感謝です。卒業おめでとう」
今日と明日は早稲田大学の卒業式です。聞くところによると保護者の参加は認められず、学生だけの式典とのことです。学生だけとしてもこのコロナ禍の時、大学本部はよくぞ卒業式を行うと決断されました。感染予防には特段の配慮をなされてのことでしょう。粛々と厳かに思いで深い卒業式であることを願っています。
さて、卒業式というと、必ず学年の首席でその人が総代となり、式では大学時代の思い出を語るというのが習慣ですが、この度はそれがカットされ名前を呼ばれると「ハイ」と返事して起立するのみだそうです。実は、N学部の総代はティーボールの「中級公認指導者資格保持者」です。スピーチがあれば、大学時代の大きな思い出の一つとして、子ども達にティーボールを指導しましたよ。そこから、様々な知識と経験を積みました。なんて言ってもらうと最高ですが、そうは我々の思うようにはなりません。残念です。でも我々の仲間から総代が出たこと大きな喜びと同時に誇りです。改めて、Tさん、おめでとうございます!
昨日、ソフトボール部は、「4年生を送る会」を開催しました。勿論そこには、総代に選ばれたTさんもいました。女子7人、男子4人、欠席者5人計16人が今年卒業する部員です。この人たちは、日本ティーボール協会にとって計り知れないほどの大きな貢献をしてくれました。この卒業する機会に、少し紹介しましょう。
先ず、この学年、16人中全員がティーボール委員を兼ねていました。委員の仕事は、全国大会のお手伝い、準備、打ち合わせ、当日は開会式の準備、ライン引き、選手の集合の伝達、弁当の手配、受付の手伝い、開会式の時の選手の誘導、審判員、記録員、その集計、閉会式の準備、整列するための誘導、お土産の手配、表彰式の手伝い、まだまだあります。これらをほぼボランティアでやってくれるのです。我々は感謝しかありません。
これを健康福祉の大会でも、幼児・小学1,2年生の大会でも、自分の成長のため、経験を積むことが勉強だという意識で黙々とやってくれたのです。日本ティーボールセミナーのボランティアはまた学びの種類が違います。全国から早稲田の国際会議場に来てくださった役員の方々と議論し講演を聞き、自分で考え、自分を高めていくのです。これらの学びは自分の人間力を向上させるのに役に立つと考え、率先して励んでくれました。
また、コロナの前は月に1回の役員会を開催していました。その折、議事録は、KJ君が毎回見事な原案を作成。本当に助かりました。ある時、KJ君に纏めにどれほどの時間がかかったかと質問すると5,6時間です。とさらり答えます。これがこの学生たちの力です。能力の高さです。こんな立派なことをしている学生は鼻を高くして語りません。立派過ぎます。でもこれらのことは我々ティーボール協会役員一同は正しく知っておくことが必要です。
このことは、いわば早稲田大学ソフトボール部の伝統となっています。このようなことを約28年間その時の学生がボランティアをやり続けてくれたのです。またこのようなことができる「部」ということで入部してくれた学生もいました。この人たちのお陰で、今日の多くの人たちに認められた日本ティーボール協会が存在します。
彼ら、彼女らが卒業する機会に「感謝」の気持ちを表したいと思います。
さて、大学の卒業は、社会人としての第1歩です。明るい将来に向けて一日一日を大切にして、自分に納得できる人生を送ってください。君たちの将来とても楽しみです。そして、君たちが心を込めて、ボランティアしてくれた日本ティーボール協会の活動も見守ってください。そして、たまにはこの「理事長からのメッセージ」も読んで学生時代を思い出してください。
16人の卒業生の皆さん改めました卒業おめでとう、そして、ありがとう。