3月26日「角度を変えてのセンバツ高校野球、甲子園。」

 今日、11時40分から13時45分まで、センバツ高校野球の実況中継を、この春初めて見ました。何年振りですか。野球は誰よりも好きだと自負していますが、意外と私は野球中継のテレビを見ません。ラジオも聞きません。まだまだ結構忙しい毎日を送っているからです。

 昨夜、ティーボール中級公認指導者資格所有者から、ショートメールが来ました。その内容は、明日の甲子園第二試合具志川商業と福岡大大濠との試合をNHKテレビで実況します。また、ラジオは準決勝第二試合目も担当します。宜しければご覧くださいとのことでした。私は嬉しくなり折り返し彼に確認の電話をしました。
 私はそれからが大変です。彼の同級生から先輩、後輩。女子部でいま尚連絡を取り合っている教え子たちに電話をかけまくりました。多くの卒業生が私からの電話をとても喜んでくれました。このような連絡は楽しいです。印象的な電話をここで三つ紹介しましょう。

 同級生のH君はプロ野球関係の仕事についています。「ご連絡ありがとうございました。彼は大学時代からNHKで高校野球の放送をしたいと言っていたから嬉しいでしょうね。彼がプロ野球の中継でベンチレポーターをしているのは何回か見たことがあるのですが、高校野球ですか、良かったですね。同級生の友人達にこれから伝えます」とのこと。
 先輩の一人は地元兵庫県の高校の体育の先生、彼が言うには、「教員仲間に自分の後輩の活躍を知らせます」とのこと。
 ある先輩は、ちょうど昼休みなので、その間だけでも見ます。
 大学時代の同級生、先輩、後輩いいですね。

 そして、本日11時40分、日本ティーボール協会事務所のテレビをつけるとなんともう試合が始まっているではないですか。しまった。第一試合が早く終わったのだ。十数年ぶりに彼の顔を見たかったのに。試合前に映すであろう解説者とアナウンサーのツーショットを見逃してしましました。こうなった以上、ゆっくり腰を据えて高校野球を見よう。実況しているアナウンサーは紛れもなく彼の声です。実況中、とちるなよ。標準語は大丈夫かなあ。あれあれ大学時代使っていた言葉と随分開きがあるな。丁寧にしゃべっているな。山口弁出ないかなあ。いろいろ心配です。
 さて、次に彼が顔を出すのはいつだろうか。確か5回にグラウンド整備があるだろう。その時彼の顔を見られるか。いよいよ5回です。出たああ! 彼!元気そう。良かった。一段と精悍な顔つきになって。立派。充実した仕事をしているのが分かります。

 13時45分、私は14時ジャストに、ソフトバンクに予約を入れていました。ガラケーを簡単スマホに変えます。更なる電子系への挑戦です。このチャレンジを延期やキャンセルするわけにはいきません。試合は11回表で4対4。試合が終わると解説者とアナウンサーの二人がその試合を振り返り、画面アップで彼の顔が見られるのですが、まあいいか。今晩でも電話するか。試合の途中でしたが私は自分自身を納得させて協会事務所を出ました。

 昨晩から今までのこの一日、楽しかったですね。過去と全く違ったセンバツ高校野球の楽しみ方を味わいました。野球へのかかわり方はその人その人の特徴に合わせたものがある。そう思える一日でした。
 高校野球の選手の皆さん、プレーの一つ一つ、一挙手一投足を応援せずに申し訳ありませんでした。この度だけは許してください。アナウンサーとして高校野球を支える教え子の活躍はそれほど嬉しいのです。
 そうだ!この「理事長からのメッセージ」を書き終えた後、彼への電話でどうしても言わねばならないことがある。それは「全国小学生3・4年生ティーボール選手権大会の決勝を実況中継してね」と。彼はティーボール中級公認指導者資格を持っているのだもの。
 ダメもとでも言うぞ!