4月12日 入院中にご指導くださった理学療法士、作業療法士、言語療法士の先生方、ありがとうございました。素晴らしい!

 入院中、主治医の先生と手術で協力くださった実力のある二人の医師の先生には、感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。

そして、ここで忘れてはならないのは、看護師の方々とリハビリでご指導くださった理学療法士、作業療法士、言語療法士の皆さんのご指導です。

 理学療法士のご指導ですが、最初は室内での歩き方チェック、次にリハビリ室での柔軟体操、所謂ストレッチ、そして退院間際では、病院の外に出てのウォーキングとトーキング。作業療法士の指導も、私からの提案でベランダでのウォーキング、行ったり来たりの繰り返しを根気よくお付き合いくださいました。

 理学療法士と作業療法士による指導がなかった入院当初は、室内の狭い空間を最大限利用して、その場足踏み、屈伸運動、ラジオ体操、昔流行したアイソメトリックトレーニングが中心でした。点滴をしている時は、それこそ大変。活動範囲がとても狭いからです。それでも1日6,000歩か7,000歩を目標にして動くようにしていました。社会復帰を早めたいためです。

 理学療法士が指導してくださることになると、先ず嬉しいのは、病室から解放されリハビリ室まで歩けることです。そこでストレッチとトーキング。これが体に良いのです、気分転換になります。室内にいると新聞か書籍を読むか、あるいはテレビを観るしか楽しみはありません。体を動かし、若い理学療法士と話をするのは新鮮です。新しい情報がたくさん入ります。お互い良き友達になりました。

 退院直前は、最寄りの駅までウォーキング。そこでエスカレーターに乗る訓練。これがリハビリになるのです。私は、このまま電車に乗って自宅まで行きましょうか、と冗談まで出ます。理学療法士は、私が道路を真っ直ぐ歩けるかどうかを確認しておられます。

 作業療法士は女性でした。彼女の両親のこと、兄弟姉妹のこと、いろいろ話をしてくれます。優しいです。聞いているだけで楽しいです。雪が降った日も、ベランダでウォーキングのお供も。紙を使った作業の仕方、タオルを使って絞ったり、くしゃくしゃにしたりと指先を動かすとレーニング、脳を刺激する訓練を学びました。

 言語療法士からは、様々な訓練とテストを受けました。認知検査が主でした。記憶力のテスト。自動車学校で認知症の検査を受けているようでした。それぞれの結果を聞くと、自分でもできたかなと思う問題に関しては、それは40歳代か50歳代と同様ですと言われると気分は最高に良くなります。患者さんの中には、入院してすぐに運転免許の返上も在り得ると聞いたことがあったものですから。

 退院時には、お土産として「リハビリテーション指導書」を頂きました。

以下がその内容です。

 「ご退院おめでとうございます。退院後の生活について説明いたします。今回の入院により体力は低下していると思われます。まずは、ご自宅での生活に慣れてから徐々に活動範囲を広げていくようにしてください。そして、今後は、病気の再発予防のためにも適度な運動を心がけましょう」

 その後に、【運動の効果】、【効果的な運動の種類】、有酸素運動(ウオーキングなど)+筋力トレーニング、とあります。

【効果的な有酸素運動】「速さ:少しきついと感じる程度の速さ」「歩数:1日8,000歩」頻度:1日30分、週4日以上」「注意点:①運動前後にストレッチや準備体操をしましょう。②水分補給はしっかりしてください。③運動にあった服装や靴を選んでください。【運動を継続するために】①出来るだけ毎日行いましょう。②歩数計や活動量計を使用し目標を立てましょう。③歩数の変化や体調を記録しましょう。④日々の生活の中で動く機会を増やしてみましょう。

 そうです!私は、この指導書に従って、運動しています。一昨日のように運動し過ぎの時もありますがね・・・。

あっ!この指導書裏面にも別の指導法が書かれていました。写真入りです。

【効果的な筋力とレーニング】①足踏み運動、②膝を伸ばし運動、③骨盤起こし運動、④スクワット、⑤かかと上げ運動、⑥お尻上げ運動。以上です。これらを、「強度」少しきついと感じる程度、「回数」目標20回2~3セット、「頻度」1日おき、「注意点」息をこらえないように気を付けましょう。ですって。

 どうですか!病気と無縁の皆さんにも、上記の「指導書」が役立つのではないですか。そう思いここにその内容を紹介しました。皆さん!健康が一番ですね。

 入院中ご指導くださった理学療法士、作業療法士、言語療法士の先生方、次の受診日に必ずお礼に参ります。ありがとうございました。