7月4日 今晩のスポーツのトップニュースは、岡田監督の球団最多の515勝目なるか、それとも大谷選手が「(鉄人)28号」を打つか、ですか?
阪神タイガースの岡田彰布監督が昨日の広島戦に勝利して、タイガースの監督として藤本定義監督に並ぶ514勝をマークしました。これは歴代1位です。
因みに、3位がバース・掛布・岡田の3連発の吉田義男監督で484勝。4位が田宮、山内、土井垣らがクリーンアップのときの松木謙治郎監督で460勝。5位が七色の変化球ハワイ出身の若林忠志監督で460勝。6位が早稲田大学野球部OBでハワイでもお会いした中村勝広監督で334勝。初代ミスタータイガース、物干し竿の藤村富美雄監督でさえも266勝で10位。平安高校の先輩でリードオフマンだった金田正泰監督は273勝で9位です。
岡田監督、監督最多勝利おめでとうございます。いつも監督の発言を聞いていると、大阪弁丸出して、とても好感が持てます。私が京都出身で、発音が近いということもあるかもしれません。この日は早稲田大学野球部の後輩大竹投手が勝利投手、セーブは岩崎投手。そして何より、この試合の殊勲選手は佐藤輝外野手。彼の活躍を無視して、この1勝は語れません。
佐藤選手はつい最近まで、打撃不振により2軍生活。昨年あれほど活躍したのに、開幕から不振、岡田監督は2軍に行かせる決断をしました。岡田監督の厳しい判断でした。その彼が、2回にライトオーバーの本塁打。これは123打席ぶりのことでした。
その後気分よく三塁の守備をこなすものと思っていたら、タイムリーエラーでがっかり。ベンチの岡田監督は、苦虫をかみしめたような顔で、この後二人がどうなることかと心配したら、なんとその直後の6回、2死から九里投手が投げたチェンジアップをレフトスタンド、反対方向への本塁打。これで勝負が決まりました。コングラチュレーション!
試合後の岡田監督のコメントがまたまた独特の大阪弁。「久しぶりやろ(2本の本塁打は)。フォアボールも選んどったし」と、本塁打だけを褒めない岡田監督。昨年から強調している「四球を選ぶことが重要や」と、これをまたこの機会に強調されていました。
四球はヒットと同じです。私も同感。
ところで、岡田監督に並ばれた藤本監督は早稲田大学野球部出身。高校は松山商業。阪神水口コーチの先輩。大学時代は投手として活躍。その時の捕手は伊丹安広氏。伊丹氏は、私が学生時代は神宮球場の責任者でした。神宮球場で貴重なアドバイスを数多く頂きました。紳士で素敵な方でした。
藤本監督は東京巨人軍の監督を務められ、5連覇。その後、1957年~1959年迄、阪急ブレーブスの監督。その時、私は二条中学の野球部員。練習をさぼって西京極の野球場へ兄と共に、浜崎監督が率いる高橋ユニオンズ戦を観に行った記憶があります。
その後、東京巨人軍で監督をなさった藤本監督が、何で大阪の阪神タイガースの監督に?当時二人の兄たちが驚いていたのを鮮明に記憶しています。後で聞いた話ですが、当時の金田監督がぜひ自分の後見人となってほしいと要請したとか。早稲田大学卒と平安高校卒の二人の間でそんな話が合ったのか・・・。
私は当時、平安の高校生。事情は全く分かりませんでした。兄から教えてもらう情報が全てでした。
岡田監督は、大学の先輩でもある藤本監督が積み重ねた514勝に並ばれました。立派というしかないです。今日広島に勝てば、515勝で単独1位になります。
広島は現在、セントラルリーグで首位を走っています。首位のメンツにかけても、簡単に3連敗するわけにはいかないでしょう。今夜の巻き返しが見ものです。
さて、今晩その放送は、「〇〇チャンネルでお楽しみに」と言いたかったのですが、TV中継は無いようです。残念。
このようなケースでは、岡田監督は大阪弁で「しゃーないやん、観たいんやったら、球場に来てや」という感じですかね。
今晩は、NHKニュース9のスポーツニュースでも観ますか。それで満足しなかったらテレビ朝日の報道ステーションの野球ニュース。
それもいいけど、スポーツニュースならやっぱり大谷選手が「(鉄人)28号」を打ったかどうかも観たいですね。