7月7日 「全国小学生大会」に向けて、審判団=先生方は「審判員研修会」を開催し、しっかり準備します。
本日、「全国大会審判員研修会について(ご案内)」が出来上がり、事務局から全国大会審判員候補者の皆様へ、郵送とメールで送る手配が整いました。
日時は、7月16日(土)、時間:13時から16時迄。場所は、早稲田大学所沢キャンパス、100号館とグラウンドの二箇所を使用します。目的は、8月23日の全国小学生ティーボール選手権大会を如何にスムーズな形で運営するか、そのための研修会です。この会は、毎年全国大会前に実施して、審判員=先生同士で意見交換するものです。
借用する施設は、ソフトボール部の主務が尽力、そして、案内状に関しては、小西常務理事が審判委員会庶務係として、原案を作成してくれました。研修会の内容は、13時から13時45分までは、審判法:講義とQ&A。14時から15時30分までは審判法の実技確認。15時40分から16時までは、講義並びにQ&Aの反省会、以上です。講義とQ&Aの講師は私が、実技は久保田審判長と磯端、重信両副審判長が担当します。
そこで今日は、全国大会をイメージして、議論・解説等を行わなければならない項目を以下に記します。
①、ルール1.競技場 1-1-c 競技場に障害物を放置してはならない。(要説明)
②、ルール2.用具 2-8-b 用具の放置禁止 審判員は、競技場の安全を確認した上で、試合を進行しなければならない。(要説明・待機選手の位置の確認等)
③、チーム編成とプレーヤー 3ー2 守備位置 3-2-c 本塁手は、打者が打撃を完了するまでは、バッターズサークルにいなければならない。(ルール5参照) 3-3 プレーヤーの交代 3-3-a 登録されているプレーヤーは、原則1試合につき、1イニング以上出場するか、または一度打撃を行わなければならない。(全国大会では採用しない)
④、ルール4.試合 4-5-b 球審は、打者の打撃が完了し守備者のプレーが一段落したと判断したならば、常に「タイム」を宣告し、ボールデッド(試合停止球)とする。(実技でゲームを行いながら実践練習を行う予定)
⑤、ルール5 本塁手 5-1-a 本塁手は、打者が打撃を完了するまでは、バッターズサークルの外にいなければならない。(野球の捕手との違いを説明)
⑥、ルール6 打者と打者走者 6-2-a 打者は、バッターズサークル内に位置し、バッティングティーの高さを調整した後、打撃準備姿勢をとらねばならない。(要相談:動かす必要はないのでは? 促進ルール) 6-2-b 打者は、球審の「プレイ(ボール)」の宣告が行われてから10秒以内に打撃しなければならない。(促進ルールのついてこれも要相談) 6-2-c 打者は、軸足を2歩以上動かして打撃をしてはならない。(軸足とはどの脚か?要解説) 6-4 打撃順 6-4-c 交代したプレーヤーは、退いたプレーヤーの打撃順を受け継ぐものとする。(交代時のゼッケンの取り外しについての確認)
6-5-a-② 打者が、バッティングティーのみを打った時(空振り)(審判員は「スイング」とコール。また、この折バッティングティーは、「空気」についての説明) 6-10 打者がアウトになるとき 6-10-⑤ 第2ストライクの後、打撃時に軸足を2歩以上動かしたとき。 6-10-⑧ 打者が、打撃時にバットをバッターズサークル外に意識的に放り投げたと球審に判定されたとき。(要解説・野球やファーストピッチ・ソフトボールにおいてバットを投げてアウトになるというルールはない、まずこの基本的考えから議論をスタートさせる)
6-11 打者走者がアウトになるとき 6-11-⑦ 打者走者が、スライディングをしたとき。ただし、1塁ベースを駆け抜けるのと同様、2・3塁ベースの駆け抜けも認められる。(要解説)
⑦、ルール7 走者 7-3-a 打者が、バッティングティーにセットされたボールを打撃したあと、走者は離塁できる。違反した場合は、「離塁反則」で走者はアウトになり、ボールデッドとなる(要解説)
⑧、ルール8 アピールプレー 8-1-a アピールプレーとは、審判員が、プレーヤーからアピール(要求)があるまでは、判定することができないプレーをいう。(ルールブック参照)
⑨、ルール10. アスク 10-1-a アスクとは、審判員の判定に対して尋ねることをいう。(日本式ティーボールには、監督、コーチはいない。代わりに「ティーチャー(先生)」がいることを説明)
⑩、ルール11. 審判員と記録員 11-1 (ルールブック審判員の項参照)。
ここでは、次のaとbのみ記述します。最も重要な条項です。
a.審判員とは、本協会のルールに則って行われる試合の実施責任者である。
b.審判員は、原則として2人制で行い、球審と塁審に分かれる。(全国大会は、ジャッジのより正確性を期すため3人審判員制を採用)
c.審判員は、次に示す義務①②③④⑤を有する。(①②③④⑤略)
d.審判員は、次に示す①②③の権限を有する。(①②③略)
「注」:研修会の時は、このc.d.の条項は、しっかり読み上げます。以上です。
審判員の先生方は、本協会の代表者です。全ての審判員の先生は、ティーボールを愛し、野球やソフトボールを愛し、子どもを愛する方々です。そして、審判員の先生方は、何よりもこの大会に出場する全ての方々に最高の思い出を残してもらおうと思って頑張るボランティアです。ハートが素晴らしい先生の集団です。
今日は、8月23日の「全国大会」の向けて「審判団=先生方」も、今しっかり準備していますということを、皆さんにお伝えしました。