第13回日本ティーボールセミナー
2006年1月21日(土)開催
日本野球界改革のときに
◆ 小学校ではティーボールをどのように教えるか
◆ 幼稚園や保育所におけるテイーボールあそびの普及を
開催要項
➡ 第13回日本ンティーボールセミナー実施要項(PDF)
開会式 特別講演
海部俊樹会長
こんなに大勢の皆さんがおいでになっております。今日私は、雪が降っておるので、おそらく早稲田大学のここまで来るのは大変だろうと思って、心配しておりましたが。吉村教授、あなたが早稲田大学でいろいろやったことの中で、この雪の日にこれだけ飛んできて集まってくれた人々が、ティーボールのまさに発展を支えておる底辺の力であると理解をして、皆さんの顔と名前をよく、あなたは教授だからそれくらい分からんようじゃダメだよ、いつまでも覚えておいてください。それから私も、このティーボールに対して皆さんが長い間熱心にやってらっしゃるのは大事なことだと思っております。文部大臣を2度務めたその経験と責任から、スポーツは、みんなが積極的に参加をして取り組んで伸 びていかなきゃならん。発育途上の幼稚園や小学校の低学年がボール投げをやって肩を痛 めるとか壊すとか、若い世代の人々の正常な発育を阻害するような、そういったことはまことにつらい悲しい話で、はじめから打つ楽しみ、守るルールを教えるために作ったんだ というので一生懸命取り組んできたんですが。この頃世の中が変わっちゃって、敬老会の皆さんがゲートボールよりこれのほうが面白いといって、置いておけば打てるから、ゴルフよりももっと大きいのでそのほうが面白いといって、なかなか勢力が増えてきたことも事実であります。また私がそういうところへ呼ばれていくといろいろそのような話をするのも、一つの悪い経過かもしれませんが、ひとつ、負けないようにうんと頑張ってください。今、世の中はだんだんそういう風に変わりつつある。悪い話は別にしていい話をしますと、ついこの間、日本の青年海外協力隊、いわゆる平和部隊というのですが、創立40周年記念がありました。私が国会議員に当選したのがちょうどその頃で、当時自由民主党の青年部の中心になって協力隊をスタートさせた。40年経ったんですが、はじめは大学卒業の男子を中心に行ってもらっておったつもりですが、40年経った今日は、男性隊員より女性隊員のほうが数が多いんですよ。そして女性隊員が、今全世界に行っておる2万人の派遣者のうちで1万人以上、男性隊員は1万人以下です。考えてみると、昔われわれが国会に出た頃、戦後強くなられたのは奥様と靴下だ、という笑い話がありましたが、あれは本当の話になっちゃって、青年海外協力隊でも40年経った今日は、女性の皆さんが先頭で頑張っとってもらう。そんなことをなぜ申し上げたかというと、今日ここへ見たら、若い女性の皆さんがずっと座ってらっしゃる、そして今度オリンピックがありますけれども、男性もうんと頑張らないと、女性のメダルや女性の活躍ばっかり出てきたんでは大変残念でありますから。これ以上言いますと、ジェンダーフリーだ、良いとか悪いとか、また私もしかられますから、この程度にしておきますが、どうぞ女性の皆さんうんと頑張ってください。男性は今押されぎみですから、負けないように頑張ってください。こういう言い方をすれば両方からしかられることはないようであります。ティーボールがますます裾野を広くして、私はアメリカのブッシュ大統領がもうちょっと今暇だったら、そろそろアメリ力に行ってホワイトハウスの前にティーボールのセットを置いてやる場所があるわけですから、そこでやろうって話を吉村さんともお話をしていろいろと計画をしたこともあったんですが。なんか変な、変なというと悪いけれども、あのベトナム戦争から手が抜けなく なったのと同じように、今のイラク紛争から手を抜こうと思ってもなかなか抜けない。何とか収まってまた近く新しい政府ができれば、イラクでの占領政治は終わりになりますか ら、引き上げてきたらアメリカのティーボールと日本のティーボールが、あのホワイトハ ウスの大統領執務室の前庭でプレーができるということをジョージ・ブッシュ・ジュニア といろいろ話をして決めてあることであります。どうぞ皆さんそういう意味でこれからも大きな志を持って、目標を持って頑張ってやっていっていただきたいということを、心からお願いを致しまして、今日のセミナーのご盛大とご成功を心から祈念を致します。ありがとうございました。